▪️つれづれ日記▪️ 会場問題 〜ありがとう なおび幼稚園〜


 11月3日から4日間にわたる集中全体練習が終わった。

11月のこの時期に20名以上のオイリュトミストが十分に動けるピアノのある会場を探し出すのは一苦労だが、ありがたくも奇跡的に押さえることのできた相模湖から横浜まで4箇所の会場を旅芸人のごとく巡ってまわった。

幸いお天気に恵まれたし、紅葉し始めた車窓からの風景も遠出の楽しみではあったのだが…毎日4時間の移動は、楽とは言い難い。

 私たちは、日々の練習をするための拠点も持たない。その度に公共施設のリーズナブルな会場を調べては抽選に出かける。コロナ禍で会場そのものが閉鎖していた頃に比べれば、状況は良くなってきたとは言え、そうそう頻繁にあちこちに出かけたり、かつ1日を通して会場を押さえることは経済的にも不可能で、ほとんどのオイリュトミストにとって一番の悩みと言える。

 そのような中、圧倒的に私たちの普段の練習を支えてくれている幼稚園の存在をお伝えしたい。なおび幼稚園である。

 この季節、なおび幼稚園の広々とした美しい園庭は紅葉で一面に染まる。園児たちは林の間をこりすのように駆け回り、ドングリでポケットを一杯にする。

そんな素敵な園にご縁があり、ご厚意でグランドピアノがある大ホールをお借りして、園の行事のない土日の午前中から午後を通して、練習させていただいているのである。

 お陰様で、2024年の夏の公演へ向けて、定期的に見通しのたつ練習が可能になった。もし、なおびの会場がなかったらプロジェクトはどうなるのか、考えると恐ろしい。神保園長先生とご家族の皆様のご理解がなければ、日々子供達が過ごす大事な園舎を、そしてご家族にとっての休日に園を解放していただくことなどできないことだ。本当にどんなに感謝しても感謝しきれない。なおび幼稚園に、できる良いお礼はないかしら? 

 とてもとても長い目で見て、たとえ間接的にでも、園児たちの未来へ私たちのプロジェクトが貢献できたらな?と思ったりもしている。

                                      by  N.I

にもプロジェクトコミュニティサイト[略称nimo-com.にもコム:)]

◇◆HPのご案内◆◇